3/06/2009

中国でのデザインビジネス


3月3日、JIDA主催、アジア デザイン ビジネスセミナー。 「中国でのデザイン基盤インキュベーション」 共同開発有限公司 会長 佐藤勝義氏、「中国でのデザイン業務ともの作りの実際」 ゼロワンデザイン 代表取締役 田中信吉氏のお話をうかがいました。ものづくりの現場が中国本土に移ったいま、親企業の海外進出についていく子会社のように、本来ならばデザイン事務所もついていくべきなのだろうな、という単純な理解はあるのですが、なにせ海外、しかも社会主義国、言葉、習慣、とくに商慣習や労働観などずいぶん違うと聞いているので、わが社は中国進出などは考えもしないのですが、何事も勉強ということで参加です。お話を聞いてわかったこと。デザインだけでは立ち行かない、デザインプラスアルファということです。お二方ともビジネスモデルは異なりますがモノづくり、製造に手を染めていらっしゃいます。日本もこの不景気、デザインも大企業からの受注は減り、中規模企業からのデザイン受注へ変化しています。同じくデザインだけではない要素を求められることが多くなっているとの実感です。20世紀型の大量生産、大量販売のシステムにほころびが見えたいま、デザインオフィスとしても変化の時だと感じています。むろん、オフィスとして構想していることはいくつかあります。実現が見えてきたら順次ご紹介したいと考えています。