３０年前のパッケージデザイン

秋葉原の電気街で、驚くべきモノを目にしました。私が３０年以上前、音響メーカーにいたころデザインしたカートリッジ、といってもわからない方のほうが多くなったでしょうね。むかし、楽曲はＬＰやＳＰといった黒い円盤、レコード盤というものに記録されていたわけですが、そのレコード盤を再生するためのプレーヤーのパーツです。プレーヤーはレコード盤を載せて回転するターンテーブルと、レコード盤から音を拾うためのカートリッジを取り付けたトーンアームから出来ているわけですが、そのカートリッジをデザインしたことがあります。いっしょにパッケージもデザインしたのですが、なんと、それが現在もそのまんま店頭にあったのです。思わず店員さんに「これ、新品？」と聞いてしまった次第です。もちろん新品で、いまだにファンがいるそうです。丁寧にカタログまでいただきました。

デザイン発祥のころ＿映画 ミス・ポター

イギリスの絵本、ピーターラビットの作者、ベアトリクス・ポターの半生を描いた映画が封切られました。じつは６月の試写会で観ているのですが、１００年前のロンドン、それから今も変っていない湖水地方がたっぷり見られます。ポター役は”ブリジットジョーンズの日記”などのレニー・ゼルウィガー、出版社一族のひとりで婚約者役はユアン・マクレガー。１９世紀末、大英帝国ビクトリア朝末期の中産階級の暮らし、中でも子供、女性の育てられ方が興味深かったですね。

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プロダクトデザイン＿テーブルアクセサリーとしてのアイスピック

ステンレス製のアイスピックです。鉄を打ち、細長い四角柱の”和くぎ”のようなデザインで試作したのですが、やはり鉄は錆びるのでステンレスで作ってみました。鍛造できる特殊なステンレスで、職人さんに打ってもらいました。ケースはナラ材をくり抜いた贅沢なものです。これも現在テストセール中です。