7/14/2007

プロダクトデザイナーが見た、イタリアのグレイ













イギリスのカラーはグリーンという話の中で、イタリアはグレイの使い方が上手と言いましたが、パソコンのフォルダーを整理していて写真が見つかりました。おもに’05年11月に訪れたフィレンツェの街です。ミラノ、ベネツィア、フィレンツェ、ローマとイタリアを南下する旅でしたが、グレイが際立ったのはフィレンツェに特徴的なのかも知れません。ベージュからライトサンドという建物外壁にグレイの窓枠、そして少し色調の異なる同じくグレイのルーバー。気が付けばカフェはフェンスが緑味がかったグレイ、そしてダークグレイのパイプフレームチェア。ほかにガイドパネルのフレーム、ホールの柱など、さまざまなグレイプラスグレイ。むろん、意図的に編集したでしょうと言われればそれまでなのですが、外国人の私にはなぜか目に付くグレイでした。比べて東京などは色彩のノイズだらけ。街の落ち着きのミナモトを見た気がしましたね。