10/27/2007

エコデザイン展の出品作


10分の1セイカツという難題。プラスチック製品のデザインを糧としているのにプラスチックを減らそう、と叫ぶのも後ろめたい気がしましたが、たまには地球のためを考えるのも良かろうとの割り切りです。何かを劇的に減らすにはモノのデザインというより、しくみ、システムをデザインしてみようと考えました。大量生産、大量廃棄という循環を切ってみる、借りて使う、シェアするという方向しかないかな、、、エコな素材、、、”木工所”の職人さん達、、、と思いいたったわけです。しかし木工製品は素材の天然木とその加工賃から高価なものになり、とてもプラスチック製品の代替にはなりません。しかし、レンタルなら、毎年新しい木の生活用品を届けることができるのではとヒラめいた次第です。システムをデザインする以上採算モデルを考えないといけません。算数の式を記憶の底から絞り出し、計算を繰り返しても現実は厳しいのですが、、、でも、レンタルシステムのネーミングとロゴだけを先に作っちゃおう!!、WOODS LINK(ウッズリンク)と名付けました。このへんがデザイナーの気楽なところ。植林・育林→製材・加工→使用→再加工利用→木材乾燥用燃料として廃棄というサイクルと、林業者+木工職人+デザイナー+エンドユーザーというリンクを表現したロゴデザインです。