2/02/2009

ギフトデザイン研究所


’90年代の半ば、ある協同組合の職域通信販売カタログの企画を引き受けたことがあります。おもに贈答用品を中心としたそのカタログは今のタウンページくらいのボリューム。いままで当たり前に考えていたクリスマスプレゼント、中元や歳暮など、「人はなぜものを贈るのか」について、あらためて考えるきっかけを得ました。人類学、民俗学の研究テーマでもあることを知りました。昨年末、ギフトショーへの参加を決めてから、ふたたび「ギフト」への関心が湧き起こってきて構想づくりへ。期待からのギフト、感謝、返礼としてのギフト、儀礼のギフト、、、。ギフトが纏う記号性を商品としての造り込み、デザインという側面から考えてみたい、概念を精製してみたいという思いに駆られ、社外からも複数の賛同者があり、いっそ研究所を名乗ってみてはという声もあって、ギフトデザイン研究所としました。どこかヨソでもやっていそうですが、2月2日設立、略称「CWSギ研」です。▲写真は’90年代に手掛けたレトルトのエスニックカレー、ボディーソープなどのギフト、いただいたギフト、最近の試作品です。