8/21/2008

エコデザイン展2008

(社)日本インダストリアルデザイナー協会が主催する”プロと卵のエコデザイン展2008”、今年も出品します。会場は例年通り、新宿のリビングデザインセンターOZONEですが、今年は3階吹き抜けスペースでの展示です。会期は8月28日(木)から9月9日(火)まで。  昨年に引き続き、所有しない暮らし「レンタル」がテーマです。COの削減、生産物の総量を抑えるなど考えていくと、暮らしの基本になっている”考え方”を変えないとならない、”意識改革の必要”に行きあたります。食品や衣料は別にして、暮らしに必要なものは「所有する」から「保有する」、つまり使ってはいるが自分で自由に処分できない、借りている状態のものにしていくという意識改革。使い終わったら生産者へ返す。返されたほうは、再生する、他の生産物の原料にする、安全に廃棄するなどし、廃棄物とともに新規生産の総量を減らそうという提案です。展は提案をデザインという行為で見せるルールですから、今回は庭先やパティオなど家の外で使うための素朴なスツールを展示します。スツール自体も使い終わったワイン樽と樫の端材で作りました。液体を溜めていた材は水濡れに強く、硬く加工しづらい樫の心材はその重さで安定をもたらします。無骨ですが味のあるスツールになりました。